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はじめての機械式腕時計におすすめは?と聞かれたら、私はまずチューダーをあげることが多いです。この記事ではチューダーというブランドについて、ロレックスとの関係、今おすすめのモデルについて紹介します。

チューダーとは?|ロレックスの兄弟ブランドの正体

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チューダー(TUDOR)は、スイスの高級時計ブランドであり、創業者はあのロレックスを設立したハンス・ウイルスドルフ(Hans Wilsdorf)です。設立は1926年。もともとは「ロレックスの品質を、より手頃な価格で提供すること」を目的として誕生しました。つまり、チューダーとはロレックスの“弟分”とも言える存在です。

チューダーの設立について、ウイルスドルフは以下のように述べています:

「私は何年もの間、ロレックスの技術と信頼をもって、確固たる品質と先駆性を備えた腕時計を創りたいと思ってきた。その価値ある新しい腕時計を製造・販売するために、私は新たに 『チューダー ウォッチ カンパニー』という会社を立ち上げることにした」

ウイルスドルフは、ロレックスの品質基準を満たしつつも、手の届く価格の腕時計というニーズが存在することに気づいていました。

1926年〜1946年:商標からブランドへ

1926年に登録されたTUDORの名前は、長らくロレックスと並行する形で静かに展開されていましたが、1946年、ついにハンス・ウイルスドルフは「モントル・チュードルSA(Montres TUDOR SA)」を設立。ロレックス社の後ろ盾を得ながら、独立したブランドとしての道を歩み始めます。

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チューダーオイスター4463

34mmの防水性オイスターケースを備えたRef.4463。シルバーのダイヤルにアラビア数字とアワーマーカーが特徴的なデザイン。耐衝撃性に優れた機械式キャリバー59を搭載している。

ブランド名「TUDOR」に込められた意味

ブランド名の「TUDOR」は、イギリスのチューダー朝に由来しています。ウイルスドルフはイギリス市場を重視しており、王家の威厳と格式を感じさせるネーミングにしたと考えられます。初期のロゴには、チューダー家の象徴である「バラ(チューダーローズ)」が描かれていました。

このロゴは後に盾(シールド)へと変化し、「堅牢性と信頼性」の象徴として現在も用いられています。

ロレックスとチューダーの“兄弟”としての関係

チューダーは、設立当初からロレックスの流通網、アフターサービス、品質基準を共有していました。これは「ロレックスが品質を保証するサブブランド」としての信頼性を担保するもので、実際に当時の広告にも“ロレックスによる保証”という文言が見られます。

このようにして、チューダーはロレックスの「信頼」と「技術」をそのままに、より広い層に向けて届けるためのブランドとして、確かな地位を築いていったのです。

チューダーの現在地|“ロレックスの弟分”から“独立ブランド”へ

長らくロレックスの廉価版として知られ、「プアマンズロレックス(=ロレックスを買えない人が持つ時計)」として捉えられることもあるチューダーですが、今日、チューダーは世界の腕時計愛好家やジャーナリストに愛され、認められたブランドとして確固たる地位を築いています。

2015年にはチューダーブランド初のマニュファクチュールキャリバーMT5612を発表。このキャリバーはCOSC認定を取得しており、チューダーの高い技術力を示しました。さらに近年、チューダーはMETASによるマスタークロノメーター認定を取得したモデルを多数発表し、その高い精度と耐久性を証明、業界の高い注目を集めています。

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マスタークロノメーターとは?

マスタークロノメーターとは、COSC(スイス公認クロノメーター検定)よりさらに厳格な検査基準をクリアした時計に与えられる認証です。

この認証は以下の条件を満たす必要があります:

  1. COSC認証(クロノメーター認定)済みのムーブメントであること
  2. 完成した時計としての性能をテストする(=ムーブメント単体ではなく、時計本体)
  3. 15,000ガウスの磁場に耐える耐磁性能
  4. 6姿勢・2温度下での精度テスト
  5. パワーリザーブや防水性の検証

つまり、時計全体の「現実的な使用環境」でのパフォーマンスを総合的に検証する最も厳しい品質テストであり、単なるスペック以上の信頼性を意味しています。

チューダーは将来的にすべての時計がマスタークロノメーターを取得することを目標としています。

チューダーのおすすめモデル3選

チューダーには数多くの魅力的なモデルが存在しますが、ここでは初心者に向けて、デザイン・使いやすさ・価格のバランスが取れたモデルを紹介します。

ブラックベイ58 バーガンディー

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ブランド:チューダー
価格:¥649,000
型番:M79391A0RU-0001
駆動方式:自動巻き
ケースサイズ:39㎜
厚さ:11.7㎜
防水性能:200m防水
パワーリザーブ:65時間
公式サイト:https://www.tudorwatch.com/ja/watches/black-bay-58/m7939a1a0ru-0001

ブラックベイは、チューダーの現行ラインナップの中でも最も人気が高く、ブランドの“顔”とも言えるコレクションです。クラシックなダイバーズウォッチのスタイルを現代的に再解釈し、幅広いサイズやデザインバリエーションを展開。安心できる防水性能と耐久性をもち、自社製のムーブメントを搭載し、非常にコストパフォーマンスに優れたモデルです。

なかでも、バーガンディカラーが際立つこのモデルは、METASによるマスタークロノメーター認定を取得したキャリバーMT5400-Uを搭載しています。美しくエレガントなバーガンディカラーは人と被りづらく、普段の装いの差し色としても良いのではないでしょうか。ケースにはポリッシュとサテン仕上げが施されており、引き締まった印象を与えています。

また本モデルはT-fitクイックアジャストクラスプを採用しており、気温や湿度の変化、手首の浮腫に合わせてベルトを微調整することができます。

ブラックベイ58 GMT

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ブランド:チューダー
価格:¥671,000
型番:M7939G1A0NRU-0001
駆動方式:自動巻き
ケースサイズ:39㎜
厚さ:12.8㎜
防水性能:200m防水
パワーリザーブ:65時間
認定:METAS認定マスタークロノメーター
公式サイト:https://www.tudorwatch.com/ja/watches/black-bay-58/m7939g1a0nru-0001

ブラックベイの信頼性はそのままにGMT機能(第二時間帯表示)を搭載したモデル。焼けたような針と黒と赤のコークカラーのベゼルでヴィンテージ感が漂うデザインです。全体的に良心的な価格のチューダーなだけあって、本モデルもその例にもれず、GMT機能を搭載し、マスタークロノメーターを取得、申し分のない外装を施しながら価格は約67万円に抑えられています。

私もブティックで本モデルを試着したことがあるのですが、ダイバーズモデルがベースとなっているだけあって厚さは感じますがそこまで気にならず、着用感は良好でした。さらに、チューダーの特徴でもあるリベット式のブレスレットと、ヴィンテージ漂うデザインがほどよいツール感を演出していました。旅に連れて行って出来た傷さえも思い出になるような、海外旅行の良き相棒となることは間違いなしです。

ブレスレットが良く腕に馴染み、文字盤も黒なので視認性も良好。この”ツール感”がたまらない。

チューダー ロイヤル

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ブランド:チューダー
価格:¥381,700
型番:M28600-0005
駆動方式:自動巻き
ケースサイズ:41㎜
厚さ:10.6㎜
防水性能:100m防水
パワーリザーブ:38時間
認定:なし
公式サイト:https://www.tudorwatch.com/ja/watches/tudor-royal/m28600-0005

今まで紹介してきたモデルとは打って変わりドレッシーなモデルです。ブルーのサンレイ仕上げが施されたダイヤルとローマ数字、12時位置の曜日表示が特徴的で、ブレスレットはケースと一体化された五列となっており、サイドリンクとセンターリンクはサテンブラッシュ仕上げ、中間リンクはポリッシュ仕上げと細かく仕上げが分けられており、より一層ドレッシーな雰囲気を感じます。

チューダーのラインナップで一番ドレッシーで、スーツに似合うモデルだと感じます。価格も約38万円とブラックベイシリーズよりも大幅に抑えられています。その手の出しやすさも魅力のひとつです。

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まとめ

「【腕時計初心者におすすめ】チューダーってどんなブランド?ロレックスとの関係とおすすめモデル3選」いかがだったでしょうか。

チューダー(TUDOR)は、ロレックスの創業者ハンス・ウイルスドルフによって設立された、ロレックスの兄弟ブランドです。ロレックスと同じ信頼性と品質をベースにしながらも、より手の届きやすい価格帯で機械式時計を提供してきました。

近年では、自社ムーブメントの開発やマスタークロノメーター認証の取得などにより、「ロレックスの廉価版」から「独立した本格ブランド」へと進化を遂げています。

チューダーは、「手頃で信頼できる高級時計」を探しているすべての人にとって、最もバランスの取れた選択肢の一つです。これから時計沼にハマりたいあなたに、まず1本目の相棒として心からおすすめできるブランドです。

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投稿者 watch-student

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