この記事では、現役の大学2年生である私からおすすめしたい、予算10万円前後(2025年6月18 日時点)で買える機械式腕時計を紹介します。
目次
1.Tissot PRX パワーマティック80

ブランド:Tissot(ティソ)
価格:¥ 107,800
型番:T137.407.11.041.00
駆動方式:自動巻き
ケースサイズ:40㎜
厚さ:10.93㎜
防水性能:100m防水
パワーリザーブ:80時間
公式サイト:https://www.tissotwatches.com/ja-jp/T1374071104100.html
ティソ(Tissot)は1853年創業のスイスの老舗時計ブランド。スウォッチグループという時計業界最大のコングロマリットの一員で、同じグループにオメガやロンジン、ブレゲも属する。つまり、「信頼できるちゃんとしたスイス時計」なのに、価格がかなり良心的というのが最大の魅力なのです。
PRXは1970年代に流行したスタイルを元にしたモデルで、いわゆる「ラグジュアリースポーツ(ラグスポ)」というジャンル。オーデマ ピゲのロイヤルオークやパテックのノーチラスっぽい雰囲気を、10万円前後で楽しめるのはかなりのコスパ。
このように、ティソPRXはラグジュアリースポーツデザインに、80時間のロングパワーリザーブを誇る自動巻ムーブメントを搭載しながら、10万円前後の価格帯で手に入るという圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。ブルーダイヤルの上品さ、スイス製ムーブメントの信頼性、そして一体型ブレスの着け心地。さらにティソのイージーロックシステムにより、ラバーベルトや革ベルトへの換装も工具要らずで簡単にできます。文字盤カラーの展開も多く、初めての機械式時計を探している人にも、コレクションの“抜け”を埋めたい人にもおすすめできる一本です。
この時計を大学生におすすめする理由
大学生になると就活や面接などきっちり感を出したい場面が多々あると思います。このPRXはそのような場面にピッタリとマッチし、就活などではきっちり感、デートではオトナ感を演出してくれる時計なのです。値段も良心的で、バリエーションも豊富なので、自分に似合う最初の一本を見つけることができるでしょう。

出典:https://www.hodinkee.jp/articles/tissot-prx-powermatic-80

裏面はシースルーバックになっており、ムーブメントを眺めることができる

https://www.tissotwatches.com/ja-jp/T1379079720100.html
フォージド・カーボン製ケースを採用したモデル

https://www.tissotwatches.com/ja-jp/T1374073304100.html
ローズゴールドPVDが施されたモデル
2.Tissot シースター 1000 パワーマティック 80

ブランド:Tissot(ティソ)
価格:¥123,200
型番:T120.407.11.041.03
駆動方式:自動巻き
ケースサイズ:43㎜
厚さ:12.70㎜
防水性能:300m防水
パワーリザーブ:80時間
公式サイト:https://www.tissotwatches.com/ja-jp/T1204071104103.html
次も同じくティソからシースター1000を紹介します。この時計はPRXと同じ80時間のロングパワーリザーブを備えながら、300mの防水性能とセラミック回転ベゼルを誇る本格ダイバーズウォッチ。文字盤のグラデーションがかかったブルーは非常に美しく、太く力強い針は手首の上で圧倒的な存在感を放ちます。また針に施されたスーパールミノバが夜間でもバッチリ光り、視認性も良いです。
私も実際にこのモデルを試着したことがありますが、43㎜という大きさと分厚さながら、16.5㎝の平均的な腕回りをもつ私の手首でも意外と大きすぎると感じることはありませんでした。
この時計を大学生におすすめする理由
この時計はダイバーズウォッチということもあり、大学生のアクティブなライフスタイルにピッタリです。友達との旅行で行く海や川、キャンプ、はたまたジムなど、どんな場面でも安心の300m防水に、傷がつきにくいセラミック回転ベゼルを備えたこのモデルは、その信頼性からどんな時もあなたの相棒でいるでしょう。このモデルもPRXと同様、さまざまなカラーバリエーションが展開されており、値段は上がりますが、600m防水かつ、レーザー刻印でデザインされた波模様が美しいダイヤルを備えたモデルもあります。

https://www.tissotwatches.com/ja-jp/T1206071104100.html
46mmとかなり大きめのサイズ
3.セイコー プレザージュ SARX121

ブランド:セイコー
価格:¥132,000
型番:SARX121
駆動方式:自動巻き
ケースサイズ:40㎜
厚さ:13㎜
防水性能:100m防水
パワーリザーブ:72時間
公式サイト:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/presage/sarx121
SEIKO Presage(プレザージュ)は、“日本の美意識”と“機械式時計の魅力”を融合させたラインとして注目されています。紹介するSARX121は繊細なプレス加工によってシルクのような質感の文字盤をもつモデルです。
プレザージュの特徴は、何といっても素材や仕上げにこだわったクラシックで上品なデザイン。たとえば、日本の伝統工芸である「有田焼」や「琺瑯(ほうろう)」「漆(うるし)」などを文字盤に用いたモデルもあり、一見シンプルでも、どこか奥ゆかしくて味のあるデザインが魅力です。
また、搭載されているのはすべて自動巻きや手巻きといった“機械式”ムーブメント。価格帯も手の届きやすいモデルから本格的な高級仕様まで幅広く、「初めての本格機械式時計」として学生にもぴったりなシリーズです。
学生におすすめする理由
シンプルに美しくまとまったこのモデルは非常に洗練された印象を与え、特に就活や面接などのきっちりした場面で活躍することでしょう。この完成度で13万円という、学生でも手の届く価格も非常に魅力的です。社会人になっても長く使い続けられる一本でしょう。プレザージュには他にもさまざまなモデルがラインナップされており、多様なオプションから自分のお気に入りを見つけることができます。
4.ハミルトン カーキ フィールドMurph

ブランド:ハミルトン
価格:¥148,500
型番:H70405130
駆動方式:自動巻き
ケースサイズ:38㎜
厚さ:11.1㎜
防水性能:100m防水
パワーリザーブ:80時間
公式サイト:https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/h70405130-khaki-field-murph-auto.html
ハミルトンは1892年にアメリカ・ペンシルベニア州で創業し、当初は鉄道時計の分野で高い精度を誇ったことで名を馳せました。その後は軍用時計、航空時計などでも信頼を集め、「実用性」と「デザイン性」を両立させた時計ブランドとして世界中にファンを広げていきます。現在はスイス・スウォッチグループ傘下となり、スイス製ムーブメントを搭載しながらも手の届きやすい価格帯をキープしています。
このマーフウォッチ、ベースとなっているのは、ハミルトンの人気ライン「カーキ フィールド」。アメリカ軍に供給されていた時計をルーツに持つミリタリーウォッチで、無骨で実用的ながらも洗練された雰囲気が特徴です。文字盤は視認性の高いブラックにホワイトのアラビア数字。38mmのケースサイズは大きすぎず、細めの腕にもぴったりフィット。シーンを問わず使いやすい、ちょうどいい存在感があります。裏蓋はスケルトンではなくソリッド仕様で、実用重視。それがまた“道具としての腕時計”らしい魅力を引き立てています。
学生におすすめする理由
この時計が一躍有名になったのは、クリストファー・ノーラン監督の映画『インターステラー』。物語の鍵を握る重要な小道具として登場し、主人公クーパーが娘マーフに託した時計として、多くの時計ファンだけでなく映画ファンの心にもインパクトを与えました。
「Murph(マーフ)」という名前は、まさにその娘の名前にちなんでつけられています。
「ちょっと人とは違う一本が欲しい」「ストーリーのある時計を持ちたい」「映画好き」
そんな学生にぴったりのモデルがこのMurph(マーフ)です。
5.オリエント RN-AK0808S

ブランド:オリエント
価格:¥66,000
型番:RN-AK0808S
駆動方式:自動巻き
ケースサイズ:41.5㎜
厚さ:14.2㎜
防水性能:30m防水
パワーリザーブ:40時間以上
公式サイト:https://www.orient-watch.jp/product/category/item/?item_id=1907&category_id=264
オリエントは1950年に東京で創業。現在はセイコーエプソン傘下のブランドとなっていますが、独自のデザイン路線とムーブメント製造技術を持ち続けている、知る人ぞ知る国産ブランドです。オリエントの時計は、どれもクラシックで落ち着いたデザインが特徴。特に人気なのが「オリエントスター」や「バンビーノ」といったシリーズで、スーツに合うドレスウォッチスタイルのモデルが多く展開されています。
本モデルは自社製の機械式時計を世界中で販売し続け2025年に75周年を迎えたオリエントを祝す記念限定モデルで、世界5500本(国内750本)の限定品です。シースルーの裏蓋には、筆記体による「Orient Since 1950 75th Anniversary」の文字と数量限定シリアル番号の刻印が記され、付け替え用のカーフバンドが付属します。曜日表示に、夜と昼を区別する”サンアンドムーン”機能が搭載され時間の移ろいを可視化できます。文字盤の1950年代に使用されていた筆記体のオリエントロゴが可愛いモデルです。

私の個体は4932/5500でした。特別感があって良いですね。
学生におすすめする理由
実際に私もこの時計を所有しており、その完成度とコストパフォーマンスには驚かされています。ボックス無機ガラス風防は高く盛り上がっており、その質感が何とも言えない良さを放っています。針の先端もしっかり曲げられ、視認性も申し分ないです。白に近いクリーム色の文字盤とクラシカルなデザインでどんな服装にも合わせやすいです。また替えのベルトが付属しているため、気分に合わせてベルトを付け替えることができます。6万6000円という、一か月ほどアルバイトを頑張れば手の届く価格であり、この満足度を得られるのは学生にとって非常に嬉しい存在です。


付属のブラウンの革ベルトに交換。よりクラシカルな雰囲気に。
6.ブランパン×スウォッチ GREEN ABYSS SO35G100

出典:https://www.webuomo.jp/watch/news/2025-06-05-qgviig/
ブランド:スウォッチ
価格:¥ 60,500
型番:GREEN ABYSS SO35G100
駆動方式:自動巻き
ケースサイズ:42.3㎜
厚さ:14.4㎜
防水性能:91m防水
パワーリザーブ:90時間
公式サイト:https://www.swatch.com/ja-jp/bioceramic-scuba-fifty-fathoms/green-abyss.html
Blancpain(ブランパン)の「フィフティファゾムス」は、1953年に誕生した世界初の本格ダイバーズウォッチ。その名作を、Swatchが独自のバイオセラミック素材と遊び心で再構築したのが本作です。Swatch独自のBioceramic(バイオセラミック)は軽くて肌なじみが良く、長時間つけていても疲れにくいのが特徴です。それでいてムーブメントはなんと自動巻き(SISTEM51)!
しかもこのムーブメントは約90時間のパワーリザーブを誇るロングライフ仕様。しかも裏スケで、ローターにはFelimare picta(フェリマレ・ピクタ)という名のウミウシのデジタルプリントが施されています。Felimare picta(フェリマレ・ピクタ)とは「威厳ある海の女神」とも呼ばれる鮮やかで美しいウミウシです。こんなに遊び心とメカニズムが両立している時計はなかなかありません。
さらに特徴的なのが文字盤6時位置に鎮座するバイカラーの液体接触インジケーター。湿気を検知するとセンサーの色が変化して知らせる仕組みで、時計の性能が損なわれてないことを確認できます。実用性とロマンを兼ね備えた一本です。
学生におすすめする理由
42.3mmのケースサイズはやや大きめですが、NATOストラップと軽量ボディで装着感は良好。カジュアルな服装に非常によく合い、「時計で遊ぶ」楽しさを教えてくれる1本です。価格は税込66,000円。定価ベースでは10万円以下で収まりますが、人気カラーはプレ値が付くこともあります。実際に現在入手困難なモデルであることは確かです。
ただしストアを頻繁に訪れるなどでチャンスをつかめば、学生でも十分手が届く時計です。
ハイブランドの血統とSwatchの自由な発想が融合したこのモデルは、「自分らしい時計が欲しい」と思い始めた若い世代にぴったり。“名作をポップにまとう”という、これまでにない体験を提供してくれる時計です。

出典:https://www.gqjapan.jp/article/20230908-swatch-blancpain-scuba-fifty-fathoms-collab-2023-news
多様なカラー展開をしているので普段の服装に合わせた一本を選ぶことができます。
終わりに 〜腕時計は、時間を超える“相棒”〜
スマートフォンがあれば時間はわかる。けれど、腕時計は“時間をどう生きるか”を語るものです。学生時代という大切な時期に、少し背伸びして手にする一本の時計は、きっとただの道具以上の存在になるはず。
初めての機械式時計。初めての「ちゃんとした」腕時計。
その一本が、将来スーツを着て働く自分を想像させてくれたり、大切な場面で自信をくれたりする。
ここで紹介した時計たちは、どれも見た目・中身・物語性を持った、まさに“学生のための良き相棒”です。
この先、何年も付き合っていける一本との出会いがありますように。
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